秋の味覚。

くり

2009年11月09日 22:27


             秋の味覚と言えば、きのこ!


松茸こそありませんが、フランスにも沢山のキノコがあります。
西洋版マツタケと呼ばれるセップ、あまりにも有名なトリュフ、ジロール、シャントゥレル、
トロンペット・デ・モーなどなど、いちいち名前を覚えていられないほど豊富なきのこ類。
日本で見かけるものと違って、「これ食べれるの?!」という見た目の物も沢山あります 笑

ちなみに日本料理に欠かせないシイタケも「SHITAKE」という気の抜けた名前で売られています。
しゃきしゃきが美味しいえのき茸も、パリなんかでは扱ってるところがあるみたい。
個人的に一番西洋キノコに近いと思う「エリンギ」は見たことがありません。




アーティショー(アーティチョーク)もこの時期のお野菜。
日本ではあまりなじみがありませんが、欧米人は好んで食べるよう。
この時期、よくアペリティフや前菜で見かけます。
後ろにちょこっと写っているのが、「ブリュッセルのキャベツ」と呼ばれる芽キャベツ。
キャベツと言うよりはお芋に近い食感ですが、可愛い見た目で色々使える便利な奴です 


そして、秋といえば忘れていけないのが、芋・栗・南瓜。
                                          「西洋カボチャ」












          「くり」














 


でもこの3つに関しては、日本の圧勝。
素材その物の味もさることながら、調理法に至るまで、日本の方が断然美味しいと思います。


その点、フランスにはナッツ類がいーっぱい。
アーモンド、ヘーゼルナッツ、胡桃など、生のまんまマルシェで買うことが出来るのが魅力。

 
          「くるみ」                   「ノワゼット」


左のどんぐりみたいに見えるヘーゼルナッツなんて、フランスに来るまでは殻つきのものを
見たことがありませんでした。
マルシェやスーパーでも勿論買えるけど、山や森に拾いに行くこともしばしば。
例えば上の胡桃は友人宅の裏庭で、ノワゼットはピクニックに行った森で拾ってきたものなんです。

新鮮で美味しいナッツがタダで手に入るなんて、幸せな環境ですが、ただこの殻を割る仕事が結構大変。
大きな袋一杯拾ってきたのに、半日かけて殻割りした結果、採れた実はたったの2キロ弱でした・・・
  


重労働の末手に入れた貴重なクルミ(笑)をたーっぷり入れて作ったタルト。

               『Tarte aux noix』
        

殻わり半日、製作数時間、食べるの数十分。 笑



おまけ。

きのこを買ったときの紙袋。
マルシェの様子がカラフルに描かれています。
こんな袋集めもマルシェの楽しみ。


日本にも土曜のマルシェ、あればいいのに。

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